宝くじで考える、投資の心構え

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みなさんは、宝くじは買いますか?

今回は、2種類の宝くじを考えながら、投資の心構えについて学んでみましょう。あなたならどちらの宝くじを買うか考えながら読んでみてください。

100万円が1人当たるくじと1万円が100人に当たるくじ

宝くじ

2種類の宝くじ、宝くじミニと宝くじビッグがあります。

宝くじビッグ

宝くじビッグは、1枚9万円で、100枚限定です。

100枚のうち1枚だけ、1,000万円が当たります。

宝くじミニ

宝くじミニも、1枚9万円で、100枚限定です。

こちらは、購入した100枚すべて、10万円が当たります。

鋭い人
鋭い人

宝くじというより、もはや投資商品じゃん。

欲しいもん
欲しいもん

ツッコミありがとうございます。都合です。

どちらを選ぶか ~投資の心構え~

くじびき

この2種類の宝くじ、あなたならどちらを買いますか?

確実に儲かるのがわかっているので、宝くじミニを買うでしょうか。

それとも、一攫千金のチャンスを夢見て宝くじジャンボを買うでしょうか。

この選択には、正解はありません。どちらが適当かは、宝くじを買う、その人次第です。

宝くじを例に、投資にあたって大切なポイントを確認していきます。

儲けばかりに気を取られないで

投資をしているとついつい儲けが気になってしまいますが、儲けばかりに目を向けるのは投資初心者にありがちな、典型的な失敗です。

鋭い人
鋭い人

でも投資なんだから、儲けなきゃ意味ないじゃん

もちろんいくら儲けるかを考えるのはとても大事なのですが、投資を続けるためには、リスクについて必ず意識するクセをつけましょう。

当たったときの金額、今回は、10万円か1,000万円かにばかり気を取られてはいけません。

リスクと付き合えるかどうか

鋭い人
鋭い人

リスクといっても、どうやって評価すれば良いのか…リスクゼロだったら良いの?

リスクを考えるときには、大小を考えることはもちろん大切です。ただ、リスクが小さいものは儲けも小さいことが一般的で、投資としてはあまりうまみがありません。

忘れてはいけないのは、「そのリスクを許容できるか」の視点です。

この宝くじを買うために使った9万円は、無くなっては困るお金でしょうか。

無くなると困る人であれば、宝くじミニの一択になります。宝くじジャンボはゼロになる可能性があるからです。

9万円がすぐに必要になる可能性がある人なら、そもそも宝くじを購入すべきではありません。まずは9万円を貯めるところからスタートです。

宝くじ買う人
宝くじ買う人

9万円はゼロになっても生活はできるのと、1000万円が手に入ったら死ぬまでにどうしてもチャレンジしたいことがある!

こういう人なら、宝くじビッグの購入を検討しても良いかもしれません。

「許容できるリスク内で投資を行う」という意識を欠かさないようにしましょう。

予測できるかも重要なポイント

投資において、確実性も重要な要素です。

宝くじジャンボと宝くじミニの期待値を考えてみましょう。

ジャンボ営業
ジャンボ営業

宝くじジャンボは1000万円が1/100の確率、0円が99/100の確率ですから、期待値は10万円です。

ミニ営業
ミニ営業

宝くじミニは10万円が100/100の確率ですから、期待値はこちらも10万円です。

ということは、とちらも投資対象としては同じぐらい優れているのでしょうか。

このとき、投資としては宝くじミニの方が優れていると考えるのが一般的です。なぜなら、宝くじミニの方が10万円を期待できる可能性が高いためです。(※一般的な宝くじは「投機」です。)

確実に儲けを出せることは、投資において非常に大きな価値になります。企業経営における投資判断でも、同様です。

欲しいもん
欲しいもん

投資信託などの金融商品で、とにかく手数料が安い商品を選ぶのもこの理由です。手数料を減らせばマイナス分を確実に減らせるため、不確実な利益を求めるのに比べて確実に儲けやすいからです。

その投資って誰かのためになる?

最後に、わたしが大切にしている視点を紹介します。

お金を儲けることに注目していると数字だけを見てしまいがちですが、その投資が世の中のためになっているか考えることも大切です。

宝くじミニと宝くじビッグは、世の中のためになっているか考えながら、購入するか考えてみましょう。

宝くじを買って結果が出るまでの間、当たったことを想像して幸せな気分になれるなら、その宝くじビジネスは社会的価値があると言えるでしょう。そのビジネスを応援するための投資をしたくなります。

社会が成長するために、ビジネスは誰かのためになるものでなければなりません。

アコギな商売はお金を生み出せたとしても、社会の成長に繋がりません。そんな商売に投資するお金があったら、ぜひ世の中のためになるビジネスを応援してあげてください。

投資先を探す人
投資先を探す人

じゃあ、応援したい企業なら無条件でOKってこと?

ただし、社会のためになるからと言って数字をないがしろにしてもいけません。

ボランティアは長続きしません。本当に社会のためになるなら、それで儲けを出して続けられることが大事です。

まとめ:投資はセオリーを学ぶべし!

今回は、2種類の宝くじを考えながら、投資の際に意識するべき視点を紹介しました。

投資にはセオリーがあります。勉強しても必ず成功するわけではありませんが、勉強すれば失敗する確率を減らすことができます。

お金は誰しもが一生付き合うものですから、勉強しておいて損はありません。本を読んで知識をつける程度なら、誰しもが勉強にかけたお金の元を取ることができます。

失敗しないために、投資の知識をしっかりと身につけましょう。

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