住んでいるところの近くにある美術館や博物館といった文化施設には行くけれど、旅先ではあまり積極的には行かない、という方も多いのではないでしょうか。
そんな方に、あえて旅先で文化施設に行くことをおすすめします!
オススメ文化施設もご紹介していますので参考にしてみてください。美ら海水族館や旭山動物園のような有名なところしか行ったことないや…という方は必見です!
旅先で文化施設に行く楽しさ
文化施設に行くと、その地域の特徴を効率よく知ることができます。
現地の暮らしや文化を感じる旅はとっても素敵な思い出になります。以前の記事「旅先でイベントに参加するという楽しみ方」でも熱弁していますのでご覧あれ。
博物館ならたいてい、その地域の歴史や暮らしにまつわるコーナーが設けられています。歴史や暮らしが体系だってまとめられている場所なんてなかなかないですから、その地のことを知るにはもってこいです!
水族館や動物園も、その地にゆかりのある展示が見られます。
例えば、沖縄のこどもの国の動物園に行けば、琉球諸島固有の種などを見ることができます。鳥羽水族館では、伊勢志摩の海コーナーで伊勢湾の生物を観察することができます。
旅の計画を立てるとき、文化施設も積極的に候補に入れてみませんか!?
その地ならではの体験、その地ならではの旅はほんとに特別な思い出になりますよ!
おすすめ文化施設
わたしが旅先で出会った素敵な文化施設を紹介します。どれも印象に残っている場所です。近くに行くことがあれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
国立科学博物館(東京・上野)
日本を代表する科学館、国立科学博物館(通称:かはく)です。ここの魅力は、なんといってもスケールの大きさ!
地上3フロア+地下3フロアの地球館と、地上3フロアの日本館、合わせて9フロアも。1フロアあたりの展示内容がとても充実していますから、1日で回ろうと思うと朝から行かないといけないぐらいのスケールです。
有名なのは恐竜の化石の展示。圧倒的な存在感の展示で、一見の価値ありです。老若男女問わず楽しめるのもポイントが高いですね。
個人的に一番オススメなフロアは、地球館3Fの、「大地を駆ける生命」ゾーン。動物のはく製が並ぶフロアは見応えたっぷりです。VRで楽しめるリンクを貼りますので早速見てみてくださいませ。
東京観光のついでに立ち寄ってみてください。関東の方は、近くにこんなにも素敵な施設があるなら行かなきゃもったいないです!!
周辺には国立博物館や国立西洋美術館などの文化施設も集まっています。さすが日本の首都、東京!!
家で「かはく」が楽しめるよう、VR映像が公開されました!なかなか東京に行けない人は要チェックですわ!
滋賀県立琵琶湖博物館(滋賀・草津)
琵琶湖のほとりにある、その名も琵琶湖博物館です。
この博物館のコンセプトは、そのまんま「びわ湖のすべてを感じるミュージアム」。琵琶湖そのものについてや、琵琶湖の生物、琵琶湖と暮らす人々の歴史など、とにかく琵琶湖について特集されている博物館です。
そんなに琵琶湖に詳しくなってどうするのと言われそうなぐらい琵琶湖に詳しくなれること間違いなしです。濃いです。
そしてこの博物館でオススメなポイントのひとつが、レストランにあります。
琵琶湖 x レストランといえば?そう、琵琶湖の魚を食すことができるんですね。
そして琵琶湖の魚といえば「ブラックバス」!!なんとここのレストランではブラックバスの天丼を食べることができるんです。
なかなか面白い体験になること間違いなし!博物館に行ったら、ついでにレストランにも寄ってみてください。
アクアマリンふくしま(福島・いわき)
いわきの海沿いにある水族館です。ここの水族館の面白いところは、生物を通して環境について考えられるようになっていること。
環境水族館宣言を提言されていて、魚を展示しているだけではありません。自然環境の保護への取り組みや、絶滅危惧種についての紹介など、ただ楽しむだけでなく、より「学ぶ」ことができる水族館です。
シーラカンスについての展示が充実している水族館でもあります。シーラカンスの生息地や特徴などに加え、調査方法についても展示されているのがとても興味深いです。
シーラカンス好きならぜひ!死ぬまでに、生きているシーラカンスを見られる日が来ると良いなぁなんて思ったりしています。
ニホンカワウソ、まだどこかでひっそりと生き残ってたりしないかなぁ…
鉄道博物館(埼玉・大宮)
日本各地に増えてきた鉄道の博物館ですが、やっぱり大宮の鉄道博物館(通称:てっぱく)は押さえたいところでしょう。
車両がたくさん並ぶ風景は見ごたえがあります。古い車両から新しい車両まで数多く並んでいるので、懐かしく感じる車両を見つけられるかもしれません!
そして鉄道車両の展示だけでなく、運転シミュレーターの体験や鉄道ジオラマショー、鉄道レストランなども用意されており、鉄道ファンではなくても鉄道を楽しめるようになっています。
鉄道から日本の歴史を考える旅をしてみましょう!
鉄道ファンじゃない人を鉄道ファンにするための博物館と言っても過言ではない気もする…
国立民俗博物館(韓国・ソウル)
お次は海外に進出して、お隣の韓国・ソウルにある博物館からご紹介です。
この国立民俗博物館は、観光名所のひとつである「景福宮」の敷地内にある博物館です。観光のついでんに立ち寄りやすいですね。
ここをオススメする理由は、韓国の暮らしを知ることができること。
日本と同じ東アジアの国らしく、どこか似たような暮らしもあれば、でもちょっと違うような、お隣の国の文化を知るには最適な場所です。
韓国の魅力はグルメや美容が推されてばかりですが、旅行に行ったらぜひ、文化を知り、歴史を知る行程も追加してみてください。
ちなみにこの博物館には「思い出の通り」と呼ばれる屋外展示場も設置されています。ここでは1970~80年代の街並みが再現されていて、ノスタルジックで非日常感のある写真を撮ることができます。
実はインスタ映え間違いなしなスポットだったりします
ルーブル美術館(フランス・パリ)
最後は世界一有名なミュージアム、ルーブル美術館です。
今さら魅力を説明するまでもありませんが、わたしがルーブル美術館に行って驚いたのは展示作品の量!じっくり見るには多すぎるほどの作品や資料が展示されています。
半日ぐらいで見て回ろうという人は、ほとんどの作品を素通りすることになるでしょう。
日本の美術館や博物館の、特に特別展ではひとつひとつじっくり見るのが当たり前ですが、それってなんだったの!?と価値観をぶっ壊されるほどのスルー文化です。ルーブル美術館では。
ヨーロッパの芸術文化と日本の芸術文化って、全然違うんだなぁと体感して衝撃を受けた場所です。作品を見るためだけでなく、文化の違いを知るにもうってつけの場所です。
ミイラやエジプト美術なんかは日本では全然馴染みがなかったので、それもまた衝撃でした!
まとめ:文化施設で手軽にその地域の魅力を知ろう!
今回は、旅先で文化施設を巡ることの良さをオススメしました。
文化施設では、旅先の地の文化や暮らしを効率良く知ることができます。その地のことに詳しくなれば、旅の思い出もまた違ったものになること間違いなし!
いつもは行かないよ、という方も、次の旅では現地の文化施設巡りを旅程に入れてみてはいかがでしょうか。